Tag: 英会話
3 「No」と言われた人への言葉のかけ方
4月は日本では始まりの季節ですが、米国でも、特に高校生にとっていろいろと変化の多い時期です。12年生の生徒たちは、3月までに来た大学の合否の結果を消化したり、補欠合格の結果をやきもきして待ったりしているでしょう。また、4月末から学年度の終わりに向けて行われるプロムにおいては、友人や級友と行く人もいますが、勇気を出して好意を持つ相手を誘う人もいて、人間関係が変わったりもします。すべてうまくいけばいいですが、ただでさえ多感な10代の頃に「No」と言われると、成人以上に痛みを感じがちです。そこで今回は、何かを断られた、特に若い人にかけることのできる言葉を取り上げます。
恋愛でも大学でも、今起きていることでその後の人生が大きく左右されると思う人も多いでしょう。そういった人には、This won’t affect the rest of your life. と言い、人生の先輩として自分の経験を語り、20代以降も数多くの機会や決断があって今につながることを示せます。This...
2 迷っている時の回答の仕方
3月上旬の春先は三寒四温で、気温が大きく上下し、気が抜けません。この季節になると、Katy Perryの「Hot N Cold」が思い起こされます。その歌は恋愛に関するものですが、熱意があるのか分からないような優柔不断な態度は、仕事や社交など他の人間関係においても失礼にあたります。そこで今回は、何か申し出や誘いを受けた時、迷っていたとしても相手に悪い印象を与えないような回答の仕方を取り上げます。
回答に迷うことを言われた場合、即答できないことに意識が行ってしまいがちですが、断る可能性があるのであればなおさら、まず感謝の意を表明することが重要でしょう。パーティーへのお誘いであれば、Thank you so much for thinking...
1 復帰した人への言葉のかけ方
2019年8月から2020年3月にかけて、「英語de 敬語」の連載をさせていただきました岡崎です。今回、さくら新聞が月刊紙として復刊し、連載の機会を再びいただけることになりました。 過去4年間で世の中が大きく変わりました。コロナがインフルエンザと同じくらい生活の一部となり、世界を巻き込む戦争が二つも勃発し、災害も増えています。そこで今回は新連載を始めます。敬語に限らず、人の心に寄り添う言葉に着目します。英語は世界共通語の一つで、異なる背景の人々をつなぐものです。辛い時には人を支え、楽しい時には喜びを分かち合う言葉を使えば、自分も心が軽くなるように思います。
まずは、今回の復刊に絡めて、復帰した人にかける言葉を取り上げます。やむを得ない事情でしばらく休んでいた人が職場などに戻ってきたとします。同僚に迷惑をかけたと罪悪感を感じたり、溜まった仕事を心配したりしている人も多いでしょう。そのため、最初に会った時にIt’s good to haveyou back! と笑顔で歓迎すると、先方もほっとするでしょう。親しい人にはWemissed you! と言ってハグしたり、最初の挨拶の終わりにLets...
9 選択肢の提示の仕方
10月の米国は、かぼちゃ、お菓子、お化けのモチーフのグッズなど、ハロウィン一色です。当日は、家々をまわって「Trick or treat」と繰り返す、仮装した子供たちに大人たちがお菓子を渡します。誰もが自然に「treat」を選んでいるわけですが、普段の生活では、大人はもっと複雑な選択に常に直面しています。今回は、そのような成人に対し、選択肢をどのように分かりやすく提示・説明するかについて取り上げます。
まず、選択肢がいくつあり、いくつ選んでほしいのかを明確にすると親切でしょう。We’ve created three designs based on your...