Home ヒューストン テイスト・ジャパン・イン・テキサス

テイスト・ジャパン・イン・テキサス

(写真)
スタッフも大忙し

日本産食品の促進イベント開かれる 

オースティンのあさひ日本食料品店にて

 テキサス州オースティンにある、あさひ日本食料品店で3月8日午後、テイスト・ジャパン・イン・テキサスと銘打った日本産食品のプロモーションイベントが開催され、あさひ本店バーネット店前駐車場には4時間あまりで700人以上が訪れる盛況となった。

 主催は、在ヒューストン日本国総領事館、ジェトロ・ヒューストン事務所、日系小売店・ディストリビューターで構成される「農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム」で、イベントはテキサス州の日系スーパー4店舗(ダラスにあるミツワ、ヒューストンにあるセイワ、オースティンにあるあさひ、サントニオにあるみんなのジャパニーズグローサーリー)で開催された。

 今回の対象食品は日本産の和牛、ハマチおよびブリ、パックライス(魚沼産コシヒカリ、ゆめぴりか、あきたおとめ)をベースに、各店舗が趣向を凝らし、日本酒や日本茶なども併せてプロモーション。あさひ日本食料品店は、A5黒毛和牛リブアイ、A5和牛サーロインを焼肉たれ、ぽん酢、ごまだれで、ブリの刺身とブリロインのぶりしゃぶは、極旨醤油、刻みわさび、ゆず胡椒、昆布だしで提供した。パックライス(魚沼産コシヒカリ、ゆめぴりか、あきたおとめ) のほか、日本酒、静岡県産焙じ茶のプロモーションを行った。店内ではハマチそぼろおにぎりの販売、テントでは海鮮丼、ハヤシライスの販売も行った。

盛況だったイベント

 あさひによると、ハマチ、ブリ、和牛、パックライスについて訪れた客の9割以上が美味しいと言っていた。米国での一般的な和牛(テキサス産やオーストラリア産)と日本直送の和牛(日本産和牛)の違いを知らない人が多かったという。日本産和牛はあさひ本店で販売している。また米国ではパックライスの知名度はまだ低いように思われたが、試食では「とても美味しい」と言う意見が多かった。

 農林水産物・食品輸出支援プラットフォームは2023年12月に立ち上げられた。テキサス州に既存する日本食品の小売店5社と食料・食材の卸業者3社と共に協力し、イベントを行うことによって、より多くのアメリカの人々に日本食に触れてれもらい、理解と美味しさを知ってもらうことを目的としている。また併せてテキサス州全体の日本食料品や、日本食材の売り上げの貢献と定着の強化を目指している。共通のロゴ「Taste Japan in Texas 」やTシャツなどを作成、PRに花を添えた。

 あさひ日本食料品店は1967年に松前繁子さんが創業。現在、孫にあたる松前サリーさんが経営しオースティンに2店舗ある。オースティン唯一の日系マーケットとして現地に根付いている。