(写真)参加者で記念撮影
日野美歌さんのショーに感動
毎年恒例の日本人会新年会が1月25日土曜、ヒューストン郊外の望月会館で開催された。日本語補習校の終業時間に合わせて午後4時からの開会としたこともあり、当日は予想を上回る350人近い人々が訪れた。
雷太鼓を開催の合図に、松村博夫副会長の司会で新年会開始。武智真二日本人会会長から新年の挨拶とボランティアへの感謝、日本人会の活動などの紹介がなされた。安全を守るための医療ハンドブック普及の呼びかけもあった。続いて長沼善太郎在ヒューストン日本国総領事、次に濱田哲商工会会長が挨拶に立った。

新年会のスタートを切ったのは雷太鼓。その力強い演奏に訪れた人たちは釘付けになった。餅つきでは石臼を2台を使用して、親子での餅つきが体験できた。出来上がった熱々のお餅は磯部巻き、きな粉餅、あんこ餅として提供された。
バーカウンターでは、超人気の韓流かき氷が振る舞われた。真冬にもかかわらず何度もお替りして、親に止められる子どもの姿もあった。ヒューストン医療グループはふわふわの綿菓子を巧みに製造。飲み物コーナーでは2種類のいいちこの試飲、アサヒビール飲み放題ではノンアルコールも取り入れられた。伊藤園の4種類のお茶も提供された。
舞台での美しいドレスのコスモス・アンサンブル・グループによる息の合った合唱による日本の歌が披露された。続いて杉原助教授によるサックスとピアノでクラッシックの数々を聴かせてくれた。
そして今回の特別ゲストである演歌歌手の日野美歌さんが「氷雨」の伴奏で登場。鹿児島の特攻隊を偲んでの「知覧の桜」から元気の良い「横浜ホンキートンク」のほか、「糸」「真っ赤な太陽」「あなたと生きたい」「いのりうた」「明けの明星」を熱唱した。まさに日野美歌歌謡全集で、ライブで聞くプロの歌手の凄さに会場は心を揺さぶられ、素晴らしい声量と音域の広さに感動していた。「男と女のラブゲーム」では補習校校長先生と領事が舞台に登場し、日野美歌さんとのデュエットで、会場は盛り上がった。
新年会の山場である福引抽選会では、ヒューストンの日本企業各社から寄付されたレストランの食事券、お米、ギフトカード、ダイキン空気清浄機、豪華客船クーポン、ANAの日本往復航空券などの景品に、当選者の喜びの声とため息が会場に満ちていた。

